知的障がい女性

ぼくは電車に乗った。
電車に初老の男性が座っていた。
朝のラッシュ時間は終わったがまだ少し混んでいる時間だ。
座席はどこも空いていない。
少し立っている乗客もいる車内。

知的障がい者と思われる20代の女性が乗車してきた。
辺りを見渡し座れないとわかると。
目の前の初老の男性に、
「座わりたい、どいてください。」
この知的障がい者の女性は言う。
初老の男性は、
「あなたはなぜ座りたいのですか?」
か訊いた。
知的障がい者の女性は、
「座りたいからどいてほしい。」
と。
初老の男性は、
「私も座りたいから座る。」
と言い張り席を譲ることはなかった。

この知的障がい者と思われる女性はしぶしぶ電車の中で立っていた。


障がい者だから何かしてもらえる。
障がい者だからやらなくても良い。
障がい者だから・・・・・。
ではなく障がい者でも我慢する。
全て健常者が我慢するのではなく。
障がい者が社会で生きていくには健常者と対等に接する必要がある。
ぼくたちはどんな人たちとでも同じように接する必要がある。

 

 

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