ぼくは少し家から離れたところに出かけるため自転車に乗った。
今日は自転車で出かけるにはとても気持ちの良い日。
住宅街の車道を颯爽と走っていたぼく。
ぼくの脇をすっと抜き去り、いきなり左折した常用車。
ぼくがブレーキをかけねばぼくは車とぶつかっていた。
思わず大きな声で「止まれよ」と叫んでいた。
同時にナンバープレートのすべてを覚えた。
すぐ近くに交番があった。
交番がなければ110番するつもりだった。
ぼくはその駐在さんに今ぼくが車とぶつかりそうになったことを説明した。
ナンバーや車の特徴、女性が運転していたことなどを話した。
駐在さんはわかりました。
担当警察官から連絡させます。
と。
この運転手に注意するように話してほしいと。
この前の死亡事故を見たばかりのぼく。
ぼくはまだ死にたくない。
まだまだ死んでしまうような事故にあいたくなかった。
この前の記事くちなしの事故で見てしまったような大事故のようにまだなりたくなかった。
一週間が過ぎても連絡がない。
もうほっぽられたかと思っていたぼく。
警察官から連絡をいただいた。
この時の女性運転手はぼくが大声を出していることはわかった。
なぜあの人が大声出しているかわからなかったと。
自転車がいることを知らなかった。
と。
この頃法律で車道を走るように言われている自転車。
自転車やバイクなど車が追い抜くのは仕方がないことだ。
巻き込み事故を防ぐためにも、歩行者、自転車やバイクがいることをしっかり確認し左折してほしい。
この前の死亡事故のように誰かが死ぬかもしれないから。
あのぼくの記事くちなしの事故から1か月後の出来事だった。