88歳

暑くてどうにもならない日。
88歳の男性はスーパーのベンチで居眠りをしていた。

ぼくはこのスーパーのベンチの前にたまたま通ったぼく。

88歳のこの男性が夕方5時までここにいることはない。
88歳のこの男性はベンチで変な恰好で眠っていた。
いつもとは違う目つきで声をかけてもすぐに目を閉じだ。

ぼくがたまたま持っていた水を飲ました。
1時間後だいぶ意識は戻ってようだった。
でも。
ベンチから立ち上がることができなかった。
スーパーの人に頼んで救急車を呼んでもらった。

この日はとても暑かった。
救急車がなかなか来なかった。
やっと救急車が来た。

ぼくは救急隊員に文句を言われた。
この足のむくみは今の状態ではないですよね。
こんなことで救急車を呼ばないでください。
と。

ぼくが眠っている88歳の男性は最初意識がもうろうとしていた。
いつもの様子とは全く違っていた。
だから救急車を呼んだのに。

たまたま名前を知っていた88歳の男性。
ぼくとは親戚でも何でもない。
なぜこの救急隊員にそんなことを言われなければいけなかったのか?
ぼくは疑問だ。

全く知らない人を救急搬送のために電話したらどうなるのだろうか?
道端で倒れていた人がいたとしたら。

 

 

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