名門大学京都大学。
ぼくはこの大学を卒業した初老の男性と話す機会があった。
確かに頭はとてもいいように感じる。
いろいろと知識もあって。
温厚で知識があり。
やさしい言い方で。
しかし。
考えることは苦手なように。
ぼくは感じた。
考えることはできないように。
ぼくは感じた。
教えればすぐに覚える。
言えば理解は早い。
誰かの言うことを守ることはできる。
しかし。
自分で物事を考え試行錯誤することができなかった。
もしかしたらエリート大学を卒業すること。
もしかしたらエリート大学に入学すること。
大学での学業のために覚えることが必至だったのかもしれない。
詰め込み覚えることはできる。
知識はたっぷりと持っている。
今まで考える余裕がなかったのかもしれない。
考えられない人になったのかもしれない。
ぼくはこのように感じた。