知人

知人と出掛けたぼく。 

息を切らしやっとぼくに知人はついてきた。
どうしてみんなと同じように歩けないのだろう?
この40歳の知人は身体も大きくよたよたと歩いていた。

今日は具合が良くない。
息苦しい。
と40歳の知人はぼくに言った。

ぼくはずっと心配していた。
この前まで40歳の知人は元気だったのに。

40歳の知人の体調がよくなったのか確かめるために数日後ぼくはこの知人宅を訪れた。
元気になったのか確認のために。

もともと喘息気味の40歳の知人。
明日病院に行く。
と40歳の知人はぼくに答えた。

数日後ぼくは40歳の知人に電話をかけた。 
40歳の知人が元気になったか確かめるために。
40歳の知人は、
元気になった。 
ありがとう。 
と言った。 

安心したぼくは40歳の知人宅を訪れた。
元気になった40歳の知人の顔を見に。
とてもとても寒い日に。

40歳の知人は調子悪そうにしていた。
全く動けない。
寒くて寒くて。
と。

あれだけ元気になった40歳の知人だったのに。
何があったのだろう?

ぼくは帰り際に
君 もしかしたらほかにも病気あるんじゃない?
と言い残し帰った。

ぼくの言葉で40歳の知人は心配になり慌ててタクシーを呼び喘息と診断した呼吸器科の病院に行った。
医師はレントゲンを撮り大慌てで大学病院並みの大病院の心臓専門の病院に転送をした。
40歳の知人は一歩間違えば死んでいたかもしれない。

40歳の知人は心臓が悪かったのだ。
喘息薬を処方する前にレントゲンを撮っていれば40歳の知人の心臓が悪いことが分かったのに。
こんな些細なことで。

40歳の知人はもしかしたらもともと心臓が弱かったのかもしれない。
この40歳の知人は喘息薬で心臓の動きをさらに弱めたのかもしれない。

40歳の知人は心臓専門の病院に転送したとき身体はかなり浮腫んでいた。
標準体重の2倍近くの体重になっていた。
心臓専門の病院に2か月以上40歳の知人は入院した。

 

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