ぼくに話しかけてきた老人。
年齢は90ぐらいだろう。
ぼくにその老人は自慢げに言う。
老人は
ぼくに戦争中赤紙がこなかった。
ここまで長生きができている。
友達には赤紙が来た。
戦争に行き何人も死んでいった。
と。
この老人当時東京大学の医学生だった。
東京大学に就職し東大病院で医者として仕事をしていた。
医者の卵は将来貴重だったため戦争に行くことはなかったらしい。
これからの時代何が求められるかわからない。
何か世界で、日本で困ったとき。
最前線に行かなければいけなくなったとき誰が行くのか?
職業、資格などで命の危険を冒すのは誰になるのか?
自分で考え将来を決めなければいけなくなるのかもしれない。
どんな時でも最終判断は自分なのだ。